■第11回■

この開発コラムも、もう11回となります。
かなり内容も苦しくなってきました。
少しばかり発表が早すぎたかと、のたうちまわっております。
皆様にはご迷惑をおかけしております。申し訳ありません。

<音声に関して>
声優さんの配役に関してですが、基本的にキャラのイメージにあわせて選ばせてもらっています。
(あまりNATORIが声優さんに詳しくないので、スタジオさんにおまかせする場合も)
私のキャラクター設計の引き出しがせまいのか、同じ声優さんにお願いすることが結構あったりします。

まずは台本をあらかじめ声優さんに渡して、脚本(ホン)読みをしておいて頂くことになります。
そして実際の収録となりますが、セリフ数が多い場合は何日かに分ける場合もあります。
特にHシーン(喘ぎ声など)が連続する場合はかなり大変そうで、無茶はできません。
(スケジュール的には、毎回無茶をお願いしたりしているのですが……)

よく周囲の人からは「収録の立会い、楽しそうでいいな」と言われることがあります。
が、実際はかなりの緊張があり、あまり楽しむという状況ではなかったりします。
セリフのとりこぼし(収録忘れ)はないか、台本の文そのものに間違いはないかのチェック……同時に演出的なものの確認などをする必要があります。

しかしさすがはプロの声優さんで、キャライメージに細かくあわせてもらえるだけでなく、こちらの予想していなかった演技でキャラの懐を広げ、深みをつけて頂けたりします。
そういうときは、収録していてかなり嬉しい瞬間です。

もうひとつの収録での楽しみがあります。それは男性陣です。
BLACKRAINBOW作品は、サブキャラも含め基本的にフルボイスですので、男性声優さんの収録もわりと多かったりします。
『催眠学園』での可哀想な倉沢パパ、ガジェットの卓也など、ノリノリで演技してもらうのを聴いて、大笑いすることも……。

特に今回は久々の村越登場ということで、個人的に非常に期待しております。
さてつい先日、雑誌用体験版分の収録をしました。
テックジャイアン様の[テックオリジナル]には、声優さんへのインタビューも収録されていますのでこちらもお楽しみに!

『催眠術2』のCVキャストは各キャラクターの項目をご覧下さい。
(※サンプルボイスもあります)